試験直前の受験生に伝えたい、ただ一つのこと

こんばんは。宮之川原校の家元です。
さて、大阪府の私立高校入試が明後日に迫ってきました。
今日も中3生は塾に来て勉強していきました。
この時期ですから新しいことや難しいことは特にやらず、
今までに使い慣れた問題集や何度も繰り返し解いてきた過去問を改めて解き直しました。

多くの高校受験生にとって、明後日の試験は人生で初めての入試になります。
「その日の数時間の試験の出来によって人生が変わる」体験というのは、彼ら彼女らにとって初めてなのです。
それだけに、彼ら彼女らが大人になるための貴重な一日だとも言えます。
ぜひ思いっきり緊張して、ドキドキして、焦って、くたくたになって一日を終えてほしいと思っています。
「あのとき緊張したなあ」という経験が、今後の人生できっと役に立つはずですから。

数日後、初めて入試という試練に立ち向かう受験生へ。
教室では塾生にいろいろなアドバイスをしますが、ここでは一つだけ、絶対にしないでほしいことを書きます。

3教科なら3教科、5教科なら5教科、すべての試験が終わるまで、絶対に諦めてはいけません。
毎年のように何人も見てきました。
「最初の国語で大失敗して、数学も英語もあんまりできなかったから、理科社会は気持ちが折れた」と言う先輩を。
自己採点をすると、失敗したはずの国語も数学も英語もまずまず出来ていたのに、理科社会だけ大きく点数を下げている先輩を。

どんなに最初の教科で失敗しても、途中で諦めてはいけません。
最初のいくつかの教科で失敗して泣きそうになったら、
あなたの受験を応援してくれている人の顔を思い出してください。
あなたが泣いたり笑ったりした机を思い出してください。
あなたが眠い目をこすりながら座り続けた椅子を思い出してください。
あなたが友だちと一緒に競い合った教室を思い出してください。
暑い日も寒い日も成績が良かった日も成績が悪かった日も、受験勉強をやめなかったあなたを思い出してください。
あなたがあなたの過去を裏切らないで。
絶対に最後まで諦めないで。投げ出さないで。
最後まで全力を出し切ってダメなら、そのときのことはまたそのときに考えればいいから。人生なんとかなるから。

「最後まで諦めずに頑張ったよ」というあなたの言葉を待っています。

頑張って。

 

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