「自分で、できる」とお子さんが発言したら
どう感じますか?
塾に通って暫く立つと
生徒が「塾に行かなくても自分でもできる」
と言ってくる時があります。
自分でできる!と
感じさせてくれる塾は、素晴らしい塾ですが、少数です。
塾に依存させるような指導が多いのが現実です。
話が逸れましたが、
こう発言する生徒には
2通りあります。
- 例えば、数学の中間テストで100点取って、
人に教えられる前に自分で考えてみたいという生徒です。
こういった生徒には、いかに教えないか。
を私たち講師は、考えます。
全く、教えない訳ではありません。
解法の特別なテクニックなんかは教えます、まぁ教えるというより、見せたりするのです。
すると、もっといい方法があるんではないかと、逆に生徒がテクニックを見つけ出します。
こういった生徒は、指針を示すだけで十分です。
- 一方、「自分で、できる」と勘違いしている生徒
式を書きなさい。間違いにしるしをしなさい、途中式を増やしなさい
という指示が、めんどくさくて、自分でできるという生徒です。
そういう時の指導は、どうするか?
できないわけではなく、数問に一問ミスするぐらいです。
こういう時は、数値化して話します。
10問中3問間違えるとしたら、それは、ミスではなく根本的な原因が潜んでいます。
その原因を明らかにするためにも、本人のノートを見て、途中式を確認していきます。
これを徹底すると、「ここだけ見て欲しい」と子どもから原因を探し出します。
私たちの使命は、教えることではありません。
子どもが、できるようになる過程で、勉強を通して、心も鍛えられることです。