こんにちは、石切校の寺浦です。
前回は、生活面での中1が直面する問題を紹介しましたが、
今回は教科内容、特に英語数学について書いてみます。
まず、数学ですが、生徒の嫌いな数学の分野を紹介しておきます。
正負の数(四則混合計算・指数・正負の決定)・文字の式・方程式(移項・立式)
比例反比例(増加量・変域)・平面図形(扇形の面積周りの長さ)・
立体図形(ねじれの位置・体積・表面積)・資料の整理(階級・度数・相対度数などの数学用語)
小難しいことを書きましたが、実際には、文字の式やマイナスは
小学校では、ほとんど出てこないのです。
例えば90円のりんごが3つの値段はわかるけど、
a円のりんごがy個の場合の値段はと言われると、もうパニック!
1000円の品物に1割の儲けを見込んで値段を付けたが売れないので、1割引きで売りました。
さて、どうなったでしょう?
の問いに元に戻って1000円になる。と答える子がいかに多いか?
扇形の面積などもピザを六人で分けたら、一人分は何度になる?といって初めてわかる子。
次に、英語ですが、be動詞と一般動詞・三人称単数・語形変化・語順で嫌になる子が多いようです。
例えば、こんな子がいました。
先生、b動詞があるといううことは、z動詞まであるの?とか、
does嫌いみんなdoにして!とか
be動詞と一般動詞がごちゃ混ぜになった文章を平気で書く子とか。
こんな子供たちが、中1の二学期あたりで大量に発生します。
私たち塾屋さんは、日々、このような問題に子どもたちと立ち向かっています。
最後にまとめましょう。
このようないわゆる勘違いや誤答例からくるつまづき分野は決まっています。
病気と一緒、みんなが風邪をひくところで,風邪は引きます。勉強も同じです。
お母さん、彼ら彼女らの勘違いや誤答について御慈愛に満ちた優しい目線で見てあげてください。
決してさぼっているわけではありません。
以上、塾講師歴40年のおじいちゃん世代の先生からのメッセージでした。