見直しで10点アップしよう

こんにちは。宮之川原校、茨木校の家元です。

 

6月に入ると高槻市の中学生は今年度はじめての定期テストを迎えます。

茨木市の中学生は2回目のテストですね。

 

宮之川原校では定期テストが近くなってきましたので、授業も総仕上げの演習が中心となっています。

テスト形式でプリントを解くのですが、生徒と私の間で恒例となっているやりとりをご紹介します。

 

「先生、できました!」

「はい、じゃあ1分間で『しょうもないミス』をしていないか、見直し!』

「できました!」

「はい、じゃあ3分間で『その他のミス』をしていないか、見直し!」

「終わりました!」

「よし、じゃあ採点するぞー」

 

テスト前に限らずですが、出した答えに対して見直しをさせています。

見直しというのは、普段からしていないと、テスト本番でなかなか急にはできません。

逆に、見直しが習慣になってくると、自分のミスの傾向がわかってきます。

(蛇足ながら、在籍期間の長い生徒は言われる前から見直しをするようになってくるので、「見直しは?」「しました」だけのやりとりです。)

 

さて、見直しのやり方ですが、上のやりとりにもあるように、2段階にわけるといいです。

まずは、絶対に防ぎたい『しょうもないミス』。

例えば数学で言うと、

 

・約分のし忘れはないか

・文字の間違い(「5a+7b+3a+2b=」という問題に対して「8x+9y」と答えるなど)はないか

・正負の数の掛け算の答えの符号は間違っていないか

・π(パイ)をつけ忘れていないか

 

など、解き直す必要もなく、「ぱっと見」で間違いに気付けるような『しょうもないミス』がないかをチェックします。

「ぱっと見」ですので、数秒で1問の見直しが終わります。

これを解いた問題すべてに対して行います。

 

次に、できたら防ぎたい『その他のミス』。

 

・かっこを外すときに正しく分配法則を使えているか

・連立方程式でxの解が出たあと、yの解で間違えていないか

・乗法公式の「+2ab」のところを間違えていないか

 

など、確かめに少し時間のかかる『その他のミス』がないかをチェックします。

これは残り時間によってはすべての問題に対してやる必要はありません。

 

このように段階をわけることによって、間違いが見つけやすくなりますし、見直し時間が十分に取れないときでも、大きな間違いを優先的に見つけられます。

残り時間によってはもっと細分化してもいいです。

 

このようにして、普段の小テストのときから「ミス(とくに『しょうもないミス』)は見直しで絶対に防ぐ」という意識を持つことが大切です。

 

さあ、あなたも見直しで10点アップを目指しましょう。

 

さてさて、見直しや『しょうもないミス』について書いていると、採点についてもお話ししたくなってきましたが、それはまたの機会にします。

 

では、また次のブログで。ありがとうございました。

 

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