勉強は何のためにするのか?

勉強は何のためにするのか、を考えたとき私は「よりよく生きるため」と答えるでしょう。

「よりよく生きるため」というのは入試に合格するためでもありますし、就職試験に合格するためでもありますし、自分の思い描く自分を将来的に実現をするためということです。

小学校で読み書き・計算を必ずやるのは、できない子をなくすためですし、一桁の足し算・引き算や九九など最低限の暗算ができないと、お金の計算もままならないでしょう。

このように、大人になってから社会生活を送るうえで必ず必要だから勉強しないと困るとも言えますし、豊かな生活を手に入れるならば、より高い知性が求められることになりますが、何より「学ぶことが楽しい」と子供のころに気付いた人は強いと思います。

私の生徒でも、塾に通いだした中1の頃は模試の偏差値で5教科合計で40前後しか取れず、苦手な数学が足を引っ張り、しばらく伸び悩んで一念発起して、全体の底上げを図るべく、中2の夏休みに8時間の勉強を脇目もふらず1か月継続して、中2の9月には同じ模試で偏差値が60まで上昇して、中3になるころには英語・数学・理科は90点を下回ることなく、定期テストでも5教科合計で400点を常に保持して、上位の公立高校に合格した彼は、大学では工学部で環境問題の研究に携わり大学院を経て、今年からはメーカーの研究所に就職が決まりました。彼は今となっては「中学生のころ本当に勉強してよかったです。塾で毎日勉強すると、苦手だった教科が次第に理解できるようになり、やっていくうちに段々と問題を解くことが楽しくなって、歯磨きみたいに勉強することが日常の一部になり、高校では国立大学には行けないと思っていましたけど、かつての塾の先生や周囲の支えもあって希望の大学に合格して、研究者としての今の自分の進路をきりひらけました。」と言っています。

彼のように自分の思い描く将来を究極的に実現できるまでいかなくても、自己実現の一つの手段が勉強で、なおかつ最短の道ではないかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。

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