〇〇の点数が低いのは〇〇が苦手だから、とは限らない!

たとえば、「yをxの式で表しなさい」にたいして「a=3」とかね。(それ自体は”合ってる”) 【聞かれたことに答える】を結局どの科目もえんえんとその練習をしている気もする。 数学が苦手です。英語が苦手です。とかってだいたい点数だけ見て言ってて、実際には、a=3を求めることはできていたりする。

だけど、それが”点数になってない”点数が低いから「その科目を」苦手だと”勘違い”しているケースが非常に多い。(わたしの感想です) ようは、受け答えというか対話というか…まあコミニケーションの基礎とでもいいましょうかね…それがなってない。

そういう子たち(大人の場合もある)によく言って聞かせるのですが… 「今日何曜日?」って聞かれて、 「今日は9日だよ」って返す人のことどう思う?、と。 だいたい笑うのだが、 しかし、ちょっとして 「あそういうことか」と何かに気づいたような表情をする。 こういう子には、比例定数の求め方を解説したところでなのである。それは分かってるのだから。

いま目の前にいるその子その子それぞれに相応しい発問はなにかなどをつねにリアルタイムで考えている。 演習中は決して指導者の休憩タイムではない。 むしろ、その観察、語弊を恐れず言えば診察と診断こそ、演習中こそ指導者がいちばんがんばるところだ。 適切な処方箋を差し出して成長する様子を見守る。見届ける。安西先生風に言えば、この上ない道楽だ。 これぞ個別指導塾の醍醐味である。 …というわたしの感想です。

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