反復してますか??

さて、ほとんどの学校で2学期中間テストが終わった頃かと思います。

今回は、中学生男子諸君の頑張りが目立ちましたね。

テスト問題は前回と比べると理科、国語を除いては難化している(範囲的にも)傾向でしたが、よく食らいついたのではないのでしょうか。中には、「携帯触っちゃうから、預かっといて」という信じられない言動をする子もいて驚きでした。

このように、今まで一人、2人しか見られなかった、「場の活用」「環境の整理」をする子が、徐々に増えてきていること、できるようになってきていることは一つ結果を度外視しても、みんなで頑張っていける雰囲気が醸成されてきているといえます。

 

さらに、ここからが山場です。次回の期末考査ではおそらく中1、2ともに数学では図形の単元に入っていきます。応用がそこまできかない、点が取りやすい分野で如何に点を取るのかという事も含め重要になってくるのが、「反復」です。

今回、テスト前に真剣に取り組んだこの中にも、授業でもやって、小テストでも確認したことが飛んでいる。というのが散見されました。ここを乗り越えなくてはいけませんね。

反復して定着するには、かなりの個人差があります。5分でできるようになる子もいれば、1時間かかる子もいます。ただ、時間の無意味に思えるこの反復こそが最強なのです。

右図は教育界では良く見聞きする、(エビングハウスの)忘却曲線というものです。

一日すると記憶はどんどん薄れていきますが、学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶が復活。そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶は蘇ったというものです。

 

よく、先生ってなんでそんなに見ただけで問題の解き方わかるのって言われることがありますが、これも繰り返し、繰り返し同じものを教えているからです。自分が中学生、高校生だった時も勉強はやっていましたが、今のようには即座に解いたりできませんでした。大学生時代のアルバイト経験も含め、約7年数学や理科、英語と教え続けるうちに、繰り返すうちに身に着けたものです。

テストまで、の復習回数を多くするには、まず塾の授業、学校の授業、塾での小テスト、テスト前のテスト勉強会と参加することです。さっきも言いましたが、もちろん個人差はありますが、これに自習で2周、3周増やしたらどうでしょう。エビングハウスもびっくりする驚異の定着が図れるのではないでしょうか。

次回は今回の取り組みに加えこれを意識して、取り組んでいきます。

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