こんにちは。宮之川原校の家元です。
昨日今日と、芝谷中と高槻二中のテスト対策を行いました。
来週は高槻九中です。
数学では予想問題をテスト形式で解き、採点をして、間違えた問題の解き直しをしました。
そのときのできごとです。
「先生、これ、〇でいいですか?」
「どれ?」
「ここをひとつの分数にまとめたんですけど」
「うん、これは大丈夫、〇!」
「よかった~」
しかし、何気なく見た隣の答え!
「そっちは〇だけど、こっちは×だね」
「え?なんで?!」
「だってコンマが小数点にしか見えへんもん」
「先生、ひどいわ~」
さて、これまでに私(の生徒)が実際に経験した、定期テストの数学の採点例を挙げますと、
・コンマが小数点に見える
・√(ルート)の中の数字や文字がはみ出している
・マイナスを消したつもりが薄く残っている
・グラフの面積の問題で、単位がないのに、勝手に「㎠」という単位を付けている
以上、すべて×にされたことがあるものです。
学校や先生によって×にするか減点にするか目をつぶって〇にするかの差はあると思いますが、×にされても文句を言えないミスということになります。
ちなみに「コンマが小数点に見える」による失点のワースト記録は、6年ほど前の中2の男子生徒です。
連立方程式の解の部分のコンマ、その多くが小数点に見えたため×にされ、22点の失点でした。
80点取れていたはずのテストの点が58点になったということです。
彼の場合はもうひとつの定期テストで高得点を取れていたため、このことが内申点に大きく響くことは避けられました(その後の高校受験では無事に公立の第1志望校に合格しました)が、
答案と点数を見たときの衝撃は忘れられません。
中学校では「まぎらわしい答えは厳しく採点される」と肝に銘じておきましょう。
ということで、今回はこのへんで。ありがとうございました。