勉強とは往復することと聞いて、何だろうと思う人が多いと思います。
今日は、往復という言葉になぞらえて、勉強のお話をしてみます。
まず、それぞれの漢字の訓読みを見てみましょう。往はいく・ゆくと読みます。
次に、復はかえる・かえすと読みます。
このことを勉強に例えてみましょう。
往はその読み方の通り先に進む、新しいことを学ぶということになります。
復は、復習という言葉があるくらいですから、もう一度振りかえるということになります。
そこで、皆さんの普段の勉強の様子を見てみると、往はあるが、復が少ない場合が多いのでは? 行きっぱなしで戻ってこない勉強になっているのでは?
行った分だけ、戻って初めて勉強したことが見えてくるのではないでしょうか?
学校や塾の先生が宿題を出すのはまさに復を大切にしているからです。
往して復して初めて知識や理解は深まります。
まとめましょう。宿題は、生徒を締めつけたりするものではなく、行きっぱなしで
放ったらかしの勉強にならないようにするための大切なことだったのです。
ということで、今日から、往して復する勉強方法に切り替えてみましょう。