ホントは怖い 初等教育期である児童への指導

みなさんは、将来、どんな職業に就きたいですか?
人気の職業の一つに動画配信者というのがあります。
で、動画配信者としてン十年メシが食えるような人ってどんな人でしょう。
結局、何でもいいから自分の得意なことや好きなことをトコトン追求している人じゃないでしょうか。
そして,それをYouTubeなどで披露しているというだけの話であって……
だって、「何も持っていない人」の映像なんか、誰も見てくれませんから。
ということは、動画配信でメシを食い続けたいのなら、
それだけの「なにか」を見つける努力は怠れないのですね。

さて,YouTubeにて、長嶋一茂氏がよいことを言っていたので紹介します。
少年野球でどう指導するかという話なのですが……
まず断っておくのが,子どもにウソを教えたら,それをずーっと持っていくので「怖い」という考え。
このことを現場の小学校教員方はきちんと分かっているのか、はなはだ疑問なんですけどね。
ゼロ除算の商を1と押し付けるなど,意味不明な
とんでもないバカが教壇をえらそうに闊歩しているらしいですが。(ゼロで割ってはいけません!)
高校生にもなれば,その教員が頭悪いだけだと気づくものですが…、こと小学生指導はホントに怖いですね。

それで,何を指導するかという話でしたね。
バッティングに関しては一つだけ。「苦手だと思うコースを想定して素振りしなさい」
たいていの場合、「100回素振りしなさい」と言うと,
真ん中あるいは自分の振りやすい軌道でしか振らないのです。
外角低めを想定してとか,インコースをどうやって打つかなど振りながら考えていないのです。
振りやすいところを100回,1000回やっても,それでは試合で打てるようにはなりません。
おっしゃる通り!! そしてもちろん,これは勉強にも言えるのでここに書いているわけです。

生徒諸君に何時間勉強しなさいと言ったところで,自分の好きな教科ばかりやる場合があります。
得意教科を伸ばすのは結構なことですが,多くの場合,その得意教科だけでは渡っていけないのです。
苦手な教科,あるいは苦手な分野をいかにやるか。「何時間勉強しなさい」とか、とにかく大量の宿題だけ出しておく、とか、
学校教員とか、大手塾とかの常套句/手段って、要は指導する側が頭使ってないんですよね。

ユニバ石切校は私が教育のプロとして、適切な内容の適切なレベルの適切な量の演習課題を与えているので、
問題ないのですが、たとえば,大手塾だと,本人が(あるいは保護者が)受講したい講座を取らせたりします。
最悪の場合は,塾側がお金もうけのためだけに取らせたい講座を強く勧めるなどという場合があります。

自分に必要な練習が何かをちゃんと分かるにはいろいろな経験と知識が必要で,通常、生徒には難しいのです。
指導者に恵まれなかった野球少年が素振りの回数だけをこなすのと同様に多くの中高生の勉強も… 
指導者に恵まれなかった場合には、それ頭使ってやってますか?状態に陥っている危険性があります。

要は,いかに試合/試験を想定して練習/演習するか。
ここに、本来、教師が生徒に伝えるべきことが詰まっているのではないでしょうか。
少なくとも、私はそう思って日頃、指導しています。

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